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「持田はるみという人物から突然メールが届いた」
「児童養護施設の役員になれば3億8,000万円を受け取れると言われた」
「Executive Clubと書かれているけど、三井住友グループと関係があるの?」
このようなメールが届き、本当の話なのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
「持田はるみ」を名乗る人物について調査すると、少なくとも2021年頃から、児童養護施設の設立を理由に「3億8,000万円の謝礼金」を提示するメールについて複数の注意喚起情報が確認できます。
さらに、第三者による検証記録では、やり取りを進める途中でサイト上に「三井住友グループ SMBC Executive Club」といった表示が現れた事例も報告されています。
ただし、今回確認した範囲では、こうした勧誘がSMBCや三井住友フィナンシャルグループの正式なサービスであることを裏付ける情報は確認できませんでした。
突然届いたメールだけを信用して、個人情報を入力したり、謝礼金を受け取るための費用を支払ったりするのは避けた方がよいでしょう。
この記事では、「Executive Club」「持田はるみ」について、実際に確認できる情報と第三者による報告を区別しながら検証します。


持田はるみから届く「3億8,000万円」のメールとは?
今回確認できた複数の検証サイトでは、「持田はるみ」を名乗る人物から届くメールについて共通する設定が報告されています。
その内容を整理すると、
・児童養護施設を設立する予定
・施設運営のために社会福祉法人を設立したい
・役員となる人物を探している
・受信者をビジネスパートナーとして選んだ
・役員になってくれれば謝礼金として3億8,000万円を渡す
といった流れです。
なかには「占い師からあなたと組めば成功すると言われた」という趣旨のメッセージも確認されています。
問題なのは、なぜ面識のない人物が突然3億8,000万円もの大金を渡そうとしているのか、その合理的な理由を確認できないことです。
通常、社会福祉法人の役員選任は、知らない相手へ無作為にメールを送り、巨額の謝礼金を提示して参加者を募るようなものではありません。
「選ばれた」「あなたにしか頼めない」と言われても、それだけで信用しないことが重要です。
Executive ClubとSMBCは本当に関係している?
特に注意したいのが「Executive Club」という名称とSMBCに関する表示です。
第三者が実際にメールのやり取りを検証した記録では、最初から「SMBC Executive Club」と表示されていたわけではなく、やり取りを進める途中で、
「三井住友グループ SMBC Executive Club」
といった表示が現れたと報告されています。
大手金融グループの名称が表示されれば、
「三井住友グループが運営しているなら安心なのでは?」
と思ってしまう人もいるでしょう。
しかし、ウェブサイトに企業名やロゴを表示することと、その企業が実際に運営・提携していることはまったく別です。
今回確認した範囲では、この持田はるみを名乗る人物による「3億8,000万円の謝礼金」の勧誘について、SMBCや三井住友フィナンシャルグループが正式に関与していると裏付けられる情報は確認できませんでした。
そのため、メール内に大手企業の名前が表示されたという理由だけで信用するのは避けてください。
「Executive Club」という名前だけで判断してはいけない
もう一つ注意したいのは、「Executive Club」という名称自体は一般的な英語表現だという点です。
そのため、世の中に存在する「Executive Club」という名称のサービスをすべて今回のメールと同一視することはできません。
今回問題としているのは、
「持田はるみ」
「児童養護施設」
「3億8,000万円」
「役員への勧誘」
「SMBCや三井住友グループを想起させる表示」
などが組み合わされた勧誘です。
同名の無関係なサービスや企業まで「詐欺」と判断しないよう注意してください。
持田はるみは実在する人物なのか?
「持田はるみ」という名前についても調査しました。
第三者の検証サイトでは、
・37歳
・独身
・児童養護施設を運営予定
・フランス在住
・病気を患っている
など、複数のプロフィール設定が確認されています。
しかし、これらはあくまで勧誘メールやサイト上で使用されている人物設定です。
今回の調査では、「3億8,000万円を提示して児童養護施設の役員を募集している持田はるみ」という人物について、その身元や事業活動を信頼できる一次情報から確認することはできませんでした。
したがって、
「持田はるみという名前の人物が存在しない」
とまで断定するのではなく、
「メールに登場する持田はるみという人物の実在性・身元を確認できない」
と考えるのが適切です。
同姓同名の無関係な人物が存在する可能性もあるため、名前だけで個人を特定しないようにしましょう。
「3億8,000万円を受け取った」という体験談も確認されている
今回の勧誘で特徴的なのが、ほかの利用者がすでに巨額の謝礼金を受け取ったかのような体験談です。
第三者の検証記録では、
「早川徹・52歳男性・受取額2億2,900万円」
「川島・40歳女性・受取額6億円」
などのプロフィールがサイト上に掲載されていたと報告されています。
こうした表示を見ると、
「ほかの人も受け取っているなら本当かもしれない」
と考えてしまうかもしれません。
しかし、サイト上に体験談が掲載されていることと、その人物が実在し、本当に数億円を受け取ったことが証明されていることは別です。
今回の調査でも、これらの人物が実際に数億円を受け取ったことを客観的に裏付ける資料は確認できませんでした。
大金が絡む話では、サイト内の成功事例だけを根拠に判断しないことが重要です。
なぜ「支援金・謝礼金」の話では先払いに注意が必要なのか
「3億8,000万円を渡します」と言われたあと、
「受け取るには手数料が必要」
「口座登録費用を支払ってください」
「送金処理のためポイント購入が必要」
などとお金を要求された場合は、特に注意してください。
国民生活センターなどでも、利益や支援金を受け取れると思わせたうえで、手続き費用などとしてお金を支払わせるトラブルについて注意が必要とされています。
重要なのは、
「3億8,000万円もらえるなら、数千円くらい払ってもいい」
と考えないことです。
最初の請求額が少額でも、その後さらに別の名目で支払いを求められる可能性があります。
少なくとも、相手の身元や3億8,000万円を支払う根拠が確認できない状態で、先にこちらがお金を支払う合理的な理由はありません。
特商法表記がない=直ちに特商法違反とは限らない
元記事では「特商法表記がないため明らかな特商法違反」としていましたが、この部分は修正が必要です。
特定商取引法は、法律が定める特定の取引類型を対象とする法律です。
そのため、
「ウェブサイトに特商法表記がない」
という事実だけから、あらゆるサイトを直ちに特商法違反と判断することはできません。
まず、その取引が特定商取引法の規制対象となるのかを確認する必要があります。
今回のExecutive Clubについても、実際の契約形態、サイト運営者、料金体系などを完全に確認できていない以上、「明らかな特商法違反」と断定するのは避けるべきでしょう。
むしろ重要なのは、
・運営主体を確認できるか
・責任者を確認できるか
・連絡先が明らかになっているか
・なぜ自分が選ばれたのか
・なぜ3億8,000万円を受け取れるのか
・金銭を要求される場合、その根拠は何か
という部分です。
相手の身元すら確認できない状態でお金を支払うのは避けてください。
口コミ・評判では以前から注意喚起されている
持田はるみを名乗る勧誘については、最近突然登場したものではありません。
確認できる範囲では、2021年11月にはすでに「児童養護施設を運営する予定」「3億8,000万円の謝礼金」といった内容について第三者サイトで注意喚起されています。
別の検証サイトでも2022年に、実際にメールを受信してやり取りした記録が公開されています。
さらに2026年にも、過去の勧誘情報を更新している注意喚起サイトが存在します。
そのため、
「2026年になって突然発生した新しい案件」
というより、少なくとも数年前から似た人物名・ストーリーで情報が確認されている勧誘として捉えた方が実態に近いでしょう。
一方で、「現在も被害者が続出している」と判断できる公的な被害統計までは今回確認できませんでした。
口コミや第三者の注意喚起と、公的に確認された被害件数は分けて考える必要があります。
このメールが届いたら確認したい危険サイン
Executive Clubや持田はるみを名乗るメールが届いた場合、特に次のような内容が重なっているなら慎重に対応してください。
・登録した覚えがないのに突然メールが届いた
・数億円という現実離れした謝礼金を提示された
・面識がないのに役員やパートナーへ勧誘された
・児童養護施設など社会貢献を理由に信用を求められた
・占い師から選ばれたなどと言われた
・SMBCなど有名企業を想起させる名称や表示がある
・謝礼金を受け取る前にこちらから支払いを求められた
・運営主体や契約相手を確認できない
特に最後の「お金を受け取るために、先にお金を払う」という展開になった場合は、その場で送金しないことが重要です。
すでにお金を支払ってしまった場合
すでにExecutive Clubや持田はるみを名乗る相手へお金を支払ってしまった場合は、相手とのやり取りを削除しないでください。
保存しておきたいものは、
・届いたメール
・アクセスしたURL
・サイトのスクリーンショット
・持田はるみとのメッセージ
・振込先口座
・支払った金額と日時
・クレジットカードの利用明細
・電子マネーやギフトカードを利用した場合は購入記録
・相手から追加請求された内容
などです。
支払方法によって取れる対応が異なります。
追加で「返金手数料」「送金解除費用」などを要求されても、さらに支払う前に第三者へ相談してください。
消費生活センターや警察などの公的な相談窓口を利用する方法もあります。
当サイトのLINEでも、副業や支援金などに関する「このメールを信用してよいのか」「支払ってしまった場合に何を整理すればいいのか」といった相談を受け付けています。
Executive Club・持田はるみの調査まとめ
Executive Clubと「持田はるみ」を名乗るメールについて調査しました。
確認できる範囲では、少なくとも2021年頃から、
「児童養護施設を設立する」
「役員になってほしい」
「3億8,000万円の謝礼金を渡す」
といった内容のメールについて複数の注意喚起情報が存在します。
また、第三者による検証では、やり取りを進める途中で「三井住友グループ SMBC Executive Club」といった表示が現れた事例も報告されています。
しかし今回の調査では、この3億8,000万円の勧誘とSMBC・三井住友フィナンシャルグループとの正式な関係を裏付ける情報は確認できませんでした。
また、「持田はるみ」というメール上の人物についても、本人の身元や3億8,000万円を支払える根拠を確認できていません。
したがって、突然届いたメールだけを信用して個人情報を渡したり、謝礼金を受け取るための費用を支払ったりするのは避けるべきです。
特に「数億円を受け取るために、まず数千円・数万円を支払ってください」という展開になった場合は、追加送金せず、メールや支払履歴などの証拠を保存したうえで相談することをおすすめします。


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