「株式会社である」の写真や動画で1日1万円稼げる副業は詐欺？真相を徹底解明！

「株式会社である」の写真や動画で1日1万円稼げる副業は詐欺なのか

最近、SNSやネット広告で「株式会社である」を名乗る業者が、「写真や動画を送るだけで1日1万円稼げる」と副業を勧誘するケースが急増しています。ですが、その実態は極めて危険で、詐欺まがいの手口が蔓延しているのが現状です。

副業や投資、副収入を謳う広告には注意が必要です。特に「簡単」「誰でも」「高収入」といった甘い言葉が並ぶものほど、裏には巧妙な罠が仕掛けられています。

本記事では、「株式会社である」の副業勧誘が詐欺である可能性や、その手口、口コミ・評判、さらに特定商取引法（特商法）との関係まで徹底的に解説します。

「株式会社である」副業の実態と詐欺の手口

SNS広告から始まる巧妙な勧誘

SNS上で「動画のスクショを送れば報酬がもらえる」「1日1万円確実」などと謳う広告が目立ちます。これらの広告に反応すると、LINEやメッセージアプリに誘導され、担当者から「簡単なタスクをこなすだけ」と説明されます。

最初は実際に少額の報酬が振り込まれ、信頼させるのが常套手段です。しかし、次第に「高収入タスクへの参加には参加費が必要」「タスク専用サイトに個人情報を登録してほしい」などと要求がエスカレートします。

罰金・違約金の罠

高収入タスクへの参加や、タスクの失敗を理由に「違約金」や「罰金」を請求されるケースが多発しています。払わなければ今までの報酬が無効になる、出金できなくなるなどと脅され、被害者は心理的に追い込まれてしまいます。

さらに、グループチャットで「誰かが失敗した」として連帯責任を押し付け、全員から罰金を徴収する悪質な手口も確認されています。

報酬が支払われない、現金化できない

専用サイト上では「報酬が貯まっている」と表示されますが、いざ出金しようとすると「手数料が必要」「追加タスクをこなす必要がある」などと理由をつけて、結局一切現金を受け取れないまま終わる例が後を絶ちません。

個人情報の悪用リスク

運転免許証やマイナンバーカードの写真、銀行口座情報などを提出させられることも多く、これらは身分証の偽造や犯罪に利用される危険性があります。

口コミ・評判はほぼ全てが「詐欺」「怪しい」

「株式会社である」の副業に関する口コミや評判を調査すると、「本当に稼げた」という声は皆無です。むしろ「詐欺だった」「お金をだまし取られた」「怪しい」といったネガティブな投稿が圧倒的多数を占めています。

「無料」と言いながら有料商材やマニュアルを売りつけてくる、稼げる仕組みを最後まで明かさない、誇大広告で事実と異なる内容を宣伝しているなど、悪質な特徴が目立ちます。

特定商取引法（特商法）違反の可能性

このような副業勧誘は、特定商取引法（特商法）や景品表示法に違反している可能性が極めて高いです。

• 事業者の名称や所在地、連絡先などの重要事項を明示しない
• 誇大広告や虚偽の表示で消費者を誤認させる
• 有料であることを隠し、後から高額な費用を請求する
• 返金や解約に応じない

これらは特商法や景品表示法で明確に禁止されている行為です。

典型的な詐欺の流れ

詐欺の流れの具体例

SNSやネット広告で「簡単・高収入」を強調した副業を宣伝
LINEやメッセージアプリに誘導し、担当者とやり取り
最初は少額の報酬を支払い、信用させる
「高収入タスク」や「追加報酬」のために参加費や手数料を要求
タスクの失敗やグループの連帯責任を理由に罰金を請求
報酬の出金を妨害し、最終的に一切現金化できない
個人情報を悪用されるリスクも

このような流れで、多くの被害者が金銭的・精神的なダメージを受けています。

被害の深刻さと実際の被害額

国民生活センターによると、こうした副業詐欺の平均被害額は100万円以上にものぼるとされています。

「払わないと報酬がもらえない」「ここまで来たら取り返したい」という心理につけこまれ、被害額がどんどん膨らんでしまうのです。

また、被害に遭った後で返金を求めても、加害者が不正に売買された銀行口座を使っているため、取り返すことはほぼ不可能です。

詐欺かどうか見抜くポイント

• 企業の実態が不明、ホームページや連絡先が曖昧
• 報酬が不自然に高額
• 振込先が個人名義
• 先にお金を振り込ませる仕組み
• 口コミや評判が極端に悪い
• 仕組みや仕事内容が最後まで明かされない

これらの特徴が一つでも当てはまる場合は、ほぼ間違いなく詐欺と考えてよいでしょう。

まとめ：安易な副業勧誘には絶対に乗らないで

「株式会社である」の写真や動画を使った副業で「1日1万円稼げる」という話は、現実的にはあり得ません。

SNSやネットで見かける「簡単・高収入」な副業の多くは、詐欺まがいの手口で金銭や個人情報を狙っています。

• 最初に少額の報酬を与えて信用させる
• その後、参加費や罰金を請求し、最終的には報酬が受け取れない
• 口コミや評判はほぼ全てが「詐欺」「怪しい」
• 特商法や景品表示法違反の可能性が高い
• 被害額は非常に大きく、返金も困難

このような副業に手を出すことで、取り返しのつかない被害に遭うリスクが非常に高いです。

少しでも怪しいと感じたら、絶対に個人情報やお金を渡さないようにしましょう。

安易な副業勧誘には、くれぐれもご注意ください。